推定100年以上前、パリ・ロシュシュアール通りで活躍したPaul Jombar（1868〜1949）によるオールドフレンチ1/2サイズ分数バイオリンと毛替えしたばかりの弓・ケースのセットです。 【ラベル記載】 Fait sous la Direction de Paul JOMBAR Luthier 20, Rue Rochechouart à PARIS 推定製作年は1910〜1920年頃、上質な材料が使用されフラットなアーチに板の厚みも分厚く、完全に手工でしっかりと製作されております。 音は立ち上がりが早く低音から高音までバランス良く、大人のバイオリンのような透明感と十分な音量があります。 経年による打痕や傷はありますが音に影響を及ぼすような傷は無く、我が子の手に渡る直前に工房で調整と塗装直しがされております。 通常は鳴りにくいD線が非常に豊かに響くので、我が子はそれを特に気に入っておりました。 テールピースは調弦が楽なようWittnerのアジャスター付きに交換しております。 このような上質な分数バイオリンが自分のものになると、子供は自主的積極的に練習を始めます。 子供の感性は鋭いです。 我が子は瞳をキラキラさせバイオリンの練習にも熱心になり、短期間ですが随分と成長させてもらいました。 オールドバイオリンの潜在能力は高く、子供の意識を高めるそうです。 普段練習しているお家で弾いてみると、こちらのバイオリンのポテンシャルの高さをわかって頂けると思います。 本体20万円、お付けする弓は毛替え55,000万円のARY France（出品にあたりモンゴル馬毛に6千円で毛替えしたばかり）、黒いケースは2万円以上したGEWA製、総額28万円のセットです。 数年前に一流音高音大の学生さん御用達の楽器店で本体を購入、我が子が4ヶ月使用しコンクール受賞歴もあります。 こちらの楽器も素晴らしかったのですが先生のご指示で楽器を更にレベルアップしたので、同じ志を持つご家庭にお譲り出来たらと思います。 昨今は上質なヨーロッパオールドの手工楽器は欧州でも教育熱心な中国向けに買い占められて品薄な上に、記録的な円安や国際物流網の混乱の影響もあり入手が難しくなっているそうです。 良い楽器をお子様にプレゼントし最高の音楽環境を整えてあげたいと思っていらっしゃる方、ぜひご検討下さい。