リックオウエンスの2016年秋冬、マストドン期発売のMastdon Field shirtです。品番　RU16F6290-F。この型のFはスウェット系に用いられるFleeceのFではなく、Flannel woolのFです。 サイズ48。 チェック柄はたまに見かけますが、この黒は滅多に出てきません。 着用画像は、同品番同素材の色違いですので、シルエットも併せてご確認下さい。開けて着るとスリムなステンカラーコートのようです。 この16FWあたりからRick Owensのシルエットやサイズ感が完成された印象があります。同様なスリムフィットアイテム類において袖、着丈のバランスは現在に至るまでほぼ変更されていません。 着用はわずかで、1,2度程着て自身でハンドウォッシュしたきりです。その為コンディションは抜群に良いです。 保管に際しても、使用するハンガーはもちろん、防虫防湿共に気を付けている為、ダメージは見当たりませんのでご安心ください。 非常に綺麗な仕立てになっており、背裏はキュプラが貼られています。ベンチホール付きの立体ポケットがとてもクールで、無地シャツにおいて避けられない平面感を払拭して奥行きを出し、強烈な存在感を与えています。 ボタン比翼部裏はキャンバスコットン生地を当てており、フィールドシャツの名の通りミリタリーがソースの頑強な作りです。 小ぶりでミニマルなホーンボタンと、見て分かる艶やかでリュクス感のあるフランネルは、見た目だけでなく着心地も抜群です。この辺はDrkshdwダークシャドウとの違いを感じます。 アウターシャツの原型的なポジションです。 素材自体はペンドルトンの打ち込みをもっと細かくしたような生地ですので、春秋はアウターに、冬はインナーとしても使えます。 アームと肩、身幅のシェイプは結構細いので、現在のRick Owensのタイトなアウターで50の方は着用は難しいと思います。(普段Rickのサイズをジャストサイズで選ぶ場合の参考基準にしてください) 素材はウールフランネル、裏地はキュプラ。 柔らかで快適な生地感です。 TyroneやMemphis、Berlinのスリム系はもちろん、太めのCollapsやAstair等と合わせてもメリハリが出て無骨で素敵だと思います。 お探しの方は是非。