大阪を代表する舞台作家であり小説家です。大阪の船場(せんば)を舞台にした数多くの名作を残しています。 主な代表作は 「どてらい男」「細うで繁盛記」「ぼてじゃこ物語」「ぬかるみの女」等があります。この原稿は一応30枚で完結しているようです。はっきりいってすごいクセ字で字が読みづらいです。ただこの作品は世に出ていない可能性があります。未発表の作品かもしれません。 作品のタイトルは「丁稚(でっち)」　 丁稚とは、昔大阪の船場の大きな商店で住み込みで働いていた子供のことをいいます。おもに小学校を卒業して地方から奉公として丁稚に出された子供が多いです。いまでは考えられない職業です。小学校を卒業仕立ての子供が、住み込み先でいろいろな人間関係を体験させられます。イジメももちろんあったでしょう。花登筐は、そういった丁稚の悲喜こもごもを描くのを最も得意とした作家でした。 出品値段もそれなりに設定させていただきました。