祖母にあたる年齢（明治33年S1900生）の義伯母から受け継いだ本鼈甲の簪2点なります、義伯母は子供のいない叔母上様から受け継いだそうす。 ・創業300年長崎の老舗（昨年閉店）江崎べっ甲店に特別注文した千鳥形の簪と叔母上様（銀行家夫人）から義伯母は聴いていたそうです。 義伯母の叔母上様の注文された時代は江崎べっ甲店5代目・6代目(無形文化財指定)宮内省御用達の最盛期と推測され、今では貴重なお品と思われます。 素人向けの小振りですが、厚みもあり、上品、千鳥形は「千鳥」と「千取り」の語呂から勝運祈願、目標達成の意匠とされていることも今回わかりました。バチ形の簪はこちらで多数出店されています、流石注文品千鳥形はとても珍しいお品だと思います。 ※約11.7㎝×約4.2㎝　桐共箱付 ・東京府(東京市) 日本橋区の明治の亀甲珊瑚商【小川専助商店】の本鼈甲の簪になります。 やはり素人向けの小振りながら、繊細な彫りと極小の真珠と孔雀石がしつられてあり、豪華な雰囲気もあります。今回出店により、小川専助商店をウェブ検索しました。 →105年前の時事新報社 1916.3.29-10.6 大正5、 第三回調査全国五拾万円以上資産家、東京府(東京市) 日本橋区の中に《五十万円、小川専助(亀甲珊瑚商)葺屋町八》の記録を見つけました。当時かなりの老舗だったと推測されます。 ※約12.2㎝×約3.3㎝　桐共箱店名書付 30年以上前に受け継ぎ、結婚披露宴の出席でニ点を7回程度着用しましたが、加齢により着物の着用が難しくなって来ましたのと、最終期の本格的断捨離中で、今回出店することにしました。 べっ甲原材料のタイマイの輸入が禁止されるようになり、ますます希少価値が高くなっていくと考えられます。コレクションをされている方、ご趣味が合う方、どうぞよろしくお願い申し上げます。 アンティークの経年のほんの小傷程度で、虫食いや「目立った傷や汚れなし」ですが、古いお品になりますので【やや傷よごれあり】に設定しました。 素人検品、見落としや、見立て感覚には個人差があるかも知れません、ご承知下さい。写真をご確認頂き、ご不明点はコメントでお願いいたします。 返品はとなります、お高いお品です、少しでもご不安がある方や神経質な方はご購入をお控え下さいますようお願いいたします。